概要
私たちは、「ハウジングファースト」「浦河べてる式当事者研究」「オープンダイアローグ」といったコンテンツを事業の柱として活動をしてきました。
その中で、大きな時代の転換点を迎えているという実感を強く抱き、そして確信をしたことがあります。それは「開く」時代が来たということです。
これまでの精神科医療の世界は、一般社会から閉じられた特別なコロニーの中で行われてきました。
しかし、国内外で大きな成果を上げている活動の多くは、地域社会に向けて意図的に開いていることを学んできました。
そこで、私たちの新しい取り組みとして、新入社員向けの教育研修をオープンにした形で行い、これまで蓄積したノウハウを「開き」、皆さんと分かち合っていきたいと考えました。
ご関心ある方、ぜひご参加ください。
日時
令和元年9月9日(月)18:00〜20:30(20時より懇親会》
場所
就労継続B型 BaseCamp
豊島区要町3丁目22−10 星野館ビル401
参加費
1000円
対象
対人援助職
人数
10名程度
申し込み方法
メールにてお願いいたします。
info@kazoc.jp
主なプログラム
【第一部】〜KAZOC流・地域生活支援の流儀〜
担当:訪問看護ステーションKAZOC代表 渡邉乾
私たちは、生活指導、内省化、育て直しのような関わりではなく、生活行為、人間関係、書類・手続きなど日常生活を支援することを大切にしてきました。それは、非日常的な技法や技術よりも、日々繰り広げられる生活に寄り沿っていくことが地域生活を支援するうえで重要であると考えているからです。今回は技法以前に大切にしなければならない日常について考えていきたいと思います。
【第二部】〜承認とは〜
担当:訪問看護ステーションKAZOC 板橋統括 水口恵理
患者さんのために働きたいけど今の場所だと実現することが難しいと悩んでいる方いませんか?
一人ひとりがどんな人生を歩み、どんな物語を作り、どこを目指しているのか。千差万別な現代社会において本当に必要とされている心はどこにあるのか?「精神(マインド)との関係性について」を説いたメタローグを中心に大切にするものは何かを考えていきたいです。
【スペシャルゲスト】
南飯能病院 薬剤師 須田修輔
埼玉県病院薬剤師会理事。かつ精神科領域委員会長でもあります。
2年間、青年海外協力隊に参加し、アフリカの病院でボランティアをしています。仏教思想を学び「精神科医療における対話の可能性ー仏教思想を中心ー」にも関わっています。