訪問看護ステーションKAZOCとは?

「訪問看護ステーションKAZOC」は、精神障害があっても地域で生活し続けることを支援するため、2013年に練馬区と豊島区(池袋)で作られました。「カゾック」とは「家族」のこと。「新しい家族の形になれるように」という願いを込め、精神科に通院している人に対し、入院中心ではなく地域で生活していけるための支援を目指しています。その実現のため、さまざまなプロジェクトを展開しています。

KAZOCの理念

「自分の人生は自分」であることを支援する。

私たちにとっての支援とは、精神障害を持った個人の変容を求めることではありません。
精神障害を理由に、自分自身のことを他の誰かに決められてしまうことがあります。
それは色々なことに取り組み、挑戦する機会を奪う、社会や他の誰かから作られた「苦労」だと言えます。
そのような状況では、回復の機会は見出せません。そのために私達は、本人と共に自分自身の人生を取り戻し、試行錯誤することを支援していきます。
社会の側から与えられた困難・奪われた苦労を取り戻すための主体的な行動こそが、結果として個人の「回復」に繋がると考えています。
さらにいえば精神障害をもった「当事者」こそが社会を変えていく主体だと信じています。

そのための取り組みを知る

KAZOCの使命

精神障害があっても地域で生活できることを証明する。

日本の精神科医療の課題として解消しなければならないことが、入院中心から地域生活支援への転換です。たくさんの人たちが、本人ではなく誰かの決定により、地域生活が出来ないと判断され、精神科病院への入院を余儀なくされています。
利用者と共に、障害を持っていても本人の希望する地域で生活を継続出来る道を探し、仲間と出会うことの出来る活動への参加を支援してくこと。そして、障害を持っていても安心して生活をすることが出来る地域社会を作って行くこと。
私達は、入院中心から地域生活支援への移行をうながし、自分が住み慣れた地域に住み続けられることを支援していきます。

そのためのプロジェクトを知る

KAZOC6つのコンセプト

管理しない 変容を求めない

どこかではじまった小さな管理が、どんどん大きくなって、最終的には施設収容に繋がっていきます。そのような施設収容は、本人の考えや行動を「変容」させることになります。だから、最初から管理せず、変容を求めないことを「決める」ことが大切だとKAZOCでは考えます。

「住まい」「活動」「ケア」の3本柱が大切

医療/ケアだけでは、地域生活を支えることが難しい場合があります。劣悪な住環境と、社会から孤立した状態の人では、いくら医療的なケアをしても回復は始まりません。だからこそ安心出来る住まいと、尊厳をもてる活動が同時に必要だと考えます。

クライシスに地域で対応する

精神科病院への入院を防ぐためには、クライシス(精神症状の悪化に起因する危機)状態を地域で支援する必要があります。そのための試行錯誤をKAZOCはおこなっていきます。

ホームレスと長期入院の解消

「ハウジングファースト」を実践し、ホームレス状態からの生活再建は可能であることを証明することが重要です。そして同じ手法を流用し、長期入院を余儀なくされている人の「退院促進・地域移行」を実現することを目指します。

安定した支援の供給

従来型の支援活動の多くが、ボランティアベースによって支えられていました。そのことによって、継続性が危ぶまれていた問題がありました。この問題を事業化することによって解決し、専門的なケアを継続的に供給することを実現します。

病院職員の受け皿を作る

患者だけが退院するのではなく、病院から職員の地域移行も重要だとKAZOCは考えます。訪問看護の経験がなくても、教育・フォローアップの体制を整え、彼らが専門性を発揮して働ける職場を作ることを目指していきます。

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